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ことばの変化 SF短編読後125 [まえがきからの啓発]

星新一のショートショートから、SF短編1つを取り出した。
主人公はどんな食べ物を食べているかが興味の対象だった。

表題「ひとにぎりの未来」の中の一話「番号をどうぞ」では、
食べ物は食べず、いや、食べられず、主人公のエヌ氏が、必死のストーリー展開だった。

主人公の置かれている社会背景は、すべてに番号が紐づけられていた点は
現代社会と、まるで同じ、いや、それ以上だったかもしれない。
SFが書かれた時代から考えると、すでに、50年後をも見越した設定だった。

番号を紛失する、あるいは手元で照合できないことがあると、
その番号によって受けられる恩恵の一切が得られないことを
予告するようなことが示唆されていた。

生身の本物の自分であることを証明する術がないことを考えると、
それこそ食いっぱぐれて、怖いなあ、と感じた。

このSFストーリー、救済手段が作り出されていなかったら、もっと怖かった。
エヌ氏は、必死に闘ったと言えるだろう。
これって、今日でも同じ悩みがあることを言い当てている。

エヌ氏が一人だったから、読む方は、落ち着いていられたのかもしれない。
n=1が、n=無限大ならば、パニックだろう。

今夜もまた、21時を回った時間帯に、電話がなる。
かける側の国の時刻が、日中だからだろう。
番号はすでにグローバル化しているのだろう。

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