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ことばの変化 SF短編読後108 [まえがきからの啓発]

表題「ひとにぎりの未来」の短編「異変」を読んだ。
星新一 ひとにぎりの未来 新潮文庫 1980

星新一のショートショートの中で「食べる」ということに興味を持ち、
どのように描かれるのかを期待していた。
家族で食堂でいつものように食事をするという内容が含まれているが、
ストーリーを読み進めていくと、とてもびっくりした内容になっていた。

これは、現在の今の自分にとって、考えるべき内容を示唆しているだろうというのが、
読後の感想だった。

自分がもしも50年前、この短短編を書くとしたら、どんなストーリーを想定しただろう。

50年前でも、マスコミや政府が公表しているように、食料自給率という課題はあった。
コメの作付け面積が低下しているという指摘もあった。
そして、それには、農業で働く人たちの高齢化が指摘されていたし、
兼業農家も増えて来つつあることも指摘されていたように思う。
学校の社会科授業で、教師がこれからの農業の大変さを説明していた。
同級生の中には、その解決には、アメリカのように大規模化集約農業にし、
機械化をもっと進めるといいとか、農業の主体を個人ではなく、
企業が行うことが効率性という点では優れているなど、と指摘していたことを思い出す。
また、海外からの輸入がもっと増えるということも、話が出ていた。

50年経過した時点で、この問題は解決していないようだし、
それに、現時点では、フードロスとか、「MOTTAINAI」プロジェクトや、
環境への影響という項目が加わり、ショートショートという段階でなくなってきた。

現実の問題になって、自分たちそしてその子孫にまで影響が及び始めている点で、
この「異変」というネーミングも、今日を予測するサイエンス・フィクションそのものだと
感心してしまった。

慌てて、ネットで調べてみると、カロリー供給という点では、
ジャガイモなどのイモ類の作付けが不足を補うのに好適であるとあった。
そうか、ネコの額ほどの庭にはなるが、イモの選定を始めることにしよう。

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