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ことばの変化 史記 [まえがきからの啓発]

”司馬遷の『史記』は、悲劇を描くことに手厚く、その背景には司馬遷個人の「発憤著書」の思いがある。”
渡邉義浩 十八史略で読む 史記 朝倉書店 2016 はじめに より

「始皇帝の中国統一」や「項羽と劉邦」といえば、ワクワクする内容であることは、確か。
どこを読んでも、想像力豊かに読み進められると思うのも誰しもの思いかと。

けれど、四面楚歌は悲劇で、項羽の句「虞や虞や若(なんじ)を奈何(いかん)せん」のことば(130ページ)は、感涙シーンと推測する。

劉邦が国を統一し、漢という国を立ち上げてから、立国に功績がある忠臣を粛清する内容も含まれており、これも悲劇と映るし、歴史の複雑さを示する題材とも言える。
現代世界に目を転じると、同じ?と疑うような事件が意外にも散見されるのも事実かと思う。

”大風の歌  
大風 起りて 雲 飛揚す
威 海内に加はりて 故郷に帰る
安くにか猛士を得て 四方を守らしめん”
漢高祖 劉邦の心境を歌ったものとして、紹介されている(156〜158ページ)。

望郷の地にて臨む歌とは思わないし、故郷は遠きにありて、でもない。
その地にあって強く望む意志の表れにも受け取れよう。

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